今の世の中、いくらでも情報は手に入ってきます
例えば、チャートの見方、優良株○選、高配当率株、等など・・・
確かに、それらの中には当たるものはあるかもしれませんが
もし、それらが信頼できるものであったら、わざわざ人に教えないで
自分で運用することでしょう
あなたが、もし金の卵を生むニワトリを見つけたらどうしますか
誰かに「あそこに金の卵を生むニワトリがいるぞ」って教えますか?
教えません
自分だけで金の卵を採りに行く事でしょう
投資の世界も同じことです
人が何かを行う裏には動機があります
その隠された動機を考え、「コイツは何故こんな事を教えようとしているんだ?」と考える事が大事です
例えば、チャートの見方をあなたに教えようとしているのは何故か?
実は「初心者でも勝てる、マル秘チャート判別法」という本を出していて、それを買わせようとしているのか
「聞いた人だけ勝てる、チャートの読み方」という有料講座を受講させようとしているのか
相手の目的を読んで、流されない事が大事です
例えば、毎年3月は株式会社の権利月であることが多く、3月末は各株主の権利が確定する日です
これにあわせて最近は株主優待を実施する企業が多く、つなぎ売りやクロス取引といった信用取引を通じて
株主優待の権利だけを受け取る方法が目についてきます
これは優待生活で有名な桐谷さんの影響もあるでしょうが
各証券会社が大々的にプッシュしているのが見受けられます
証券会社からすれば、優待を出すのは各企業ですし、お客が損をしようが関係なく、取引さえしてくれれば手数料が手に入るわけですから
そりゃぁバンバン勧めますわな
同じく高配当率株の紹介も
企業自身の安定度など全く気にせずに、株の値段と配当金の割合だけを単純に計算して
この株は、こんなに配当率が高いですよ、と紹介するだけで
うかつにのったら大やけどしそうな案件もよく見受けられます
株は美人投票によく例えられますが
人が買っているから、人が勧めてくるから、等という理由で選んでいては
頭のいい人にだまされるだけです
自分の目でよく見て、自分の頭でよく考える
これが大事なのではないでしょうか。
Q.E.D.
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