ビジネスの世界でイチバン危険な言葉は五つの単語で表せる
それが
『Everybody else is doing it(みんながやっている)』
株世界で言われるよく引き合いに出されるリーマンショックですが
実際にはリーマンショックが起きる半年前からサブプライムローンがヤバイ
このままいくと間違いなく待っているのは破綻だと一部では言われていました
ですが、大多数の人は何もせずに破綻の日を迎えました
何故か
みんなが何も変わらずにいたからではないでしょうか
人間には多数派同調バイアスと正常性バイアスというものがあります
多数派同調バイアスは、自分以外に大勢の人がいた場合、とりあえず周りに合わせようとする心理
正常性バイアスは、異常な事態に遭遇した時に「これは異常じゃないはず」これは正常で普通なんだと自分を抑制しようとする心理
これらのバイアスにより、人はまわりと同じ事をしていれば安心、周りと違うことをしたら間違っていると思い込みます
この為、非常事態が起きても、周りが騒がなければ騒がない事が正しいと思い
何もしないことが正しい、結論付けます
しかし、周りが正しい根拠は何もありません、皆も自分と同じように周りが騒がないから騒がないだけかもしれません
特に日本人は騒いだ結果何もなかったというと、騒いだ人間を責め立てます
これは狼少年の童話にあるように、人を惑わせた人間は責めても良い、という幼児体験が心にあるからかもしれません
その結果、何も無いのに人心を惑わせた輩は、村八分にされる
だから黙っていて狼にみんなが食べられた方がマシだろう
という結論に至るのではないでしょうか
もし狼少年に出てくる村人が何度騙されても少年を信じて、狼を最後には撃退するという話だったら
世の中は少し変わっていたかもしれません
・・・
って、話がそれましたが
株式投資の格言といえば『人の行く裏に道あり花の山』というように
人が進む道とは別の道を進まなければ、人並み外れた儲けは出ないと昔から言われています
とはいえ、株市場は美人投票の結果を当てる、と例えられるように人が進む道から外れすぎても駄目なわけですが。
Q.E.D.
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