『金持ち父さん貧乏父さん』というロバート・キヨサキさんが書いた書物
日本でも翻訳されており、有名と言っても良いでしょう
この本の中では、お金の使い途について「ポケットの中にお金を入れてくれるモノが投資、ポケットからお金が出て行くモノが負債」とのことで、投資を行なうべきだ
とある
では、投資とは何であろうか
ポケットにお金を入れてくれるものとしたら、そんなもんは何処にも存在しない事は言うまでもないだろう
かつての定期預金と違い、現在の世の中で元本保証で高配当なんてものは存在しません
あるとしたら詐欺師の持ってくるビジネスプラン「絶対に儲かるハナシ」の中だけです
儲かるか儲からないかは、投資も投機もわかりません
極端な話、宝くじだって年間で何人かは大金持ちになっているのだから、ポケットにお金(それも大金)を入れてくれています
じゃあ、宝くじが投資かというと、広義では間違っていないと思いますが、狭義では違うと思います
投資とは、それをすることによってリターンが予想される(リターンを得る課程が論理的に成り立っている)ものを指します
たとえば、あるモノを作って販売することで、作る費用の倍額で売れる見込みがあれば、これは投資です
反対にあるモノを作って販売することで、作る費用の倍額で売れれば儲けが出る、これは投機です
投資とはプランにお金を出すこと(金銭的リターンが有る無しに関わらず)ですので、結果的に想定したリターンが得られない事もあるでしょう
それでも、そのプランを信じたわけですから、失敗した原因がプランにあるか、見極めた自分にあるかは、結局自分の見る目がなかったことです
そして投機とは、プランを検証せずに結果だけを期待すること、これが投機です
よくわからないけど、儲かりそうだから金を出す、実際に当たればドカーンと返ってくる事もあるので、ゴールドラッッシュ時の金鉱堀りなんて
まさに投機と言ってよいでしょう
つまり
投資も投機もリターンがあるかどうかなんてわかりません
よく投資で不動産を買いましょうとか、株売買を始めましょうなんて論調があるが
不動産価値が上がるかなんてわからない(大抵下がると思ってます)
株だって買った株券が上がる保証はどこにもありません(リーマンショックなんてものもありました)
だから投資だと思ってやることも投機だと思ってやることも大して変わらない、何でもやってみればいい
やれば、それがあなたの資産になるのだから
ただ一つ言えるのは、運に任せること、これは何の価値も生まない
考えて戦略と経験を積み重ねることが大事
そうすれば、全てがかけがえのない資産となっていく
Q.E.D.
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