先日「12年間勤務して手取りが14万円しかない日本は終わっている」発言に対し
ホリエモンが「終わっているのは日本じゃなくて、お前だ」という趣旨のtwitter発言をして話題になっていましたが
たしかに「終わっているのは日本ではなく、お前(あなた)ですが、日本は終わりに近づいている可能性は大きい」
と言えるのではないだろうか
そもそも手取りが14万円しかない発言主がどのような労働条件で勤務しているのかわからず
14万円の手取りが多いのか少ないのか判別のしようがない
勤務時間は何時から何時なのか、週何日働いているのか、労働内容はどういうものなのか
まったく情報がなく手取り金額だけを論じるのはグモンと言わざるえない
大体、この場合に重要なのは手取りよりも支給額であって、支給額から、各種社会保険、家賃、光熱費、給与天引積立、任意の保険料まで引かれての14万円だったら
ぜんぜん恵まれている方なのかもしれないしね(ソンナコトハナイノデショウガ)
とはいえ今後の日本は人口減少が間違いなく進み
2022年には年間50万人減る試算もあるわけで、日本経済の先行きはまっくらなので
今後は手取り14万円が恵まれているという可能性もある(インフレ・デフレは考慮せず)
ふと思ったのが、先日の休みにどこか市内で出掛けようと思う所が思いつかなかった
20年前にはそれこそ行きつけのお店が何点かあって、そこを廻って掘り出し物を探しに行くというのが休日の日課みたいなもんでしたが
今はネットの普及と、かつて廻っていたお店(本屋やゲーム屋やCD屋などのカルチャー系)がことごとく閉店しており
(ネットが先か閉店が先かは、卵が先か鶏が先かと同じでわかりませんが)
このまま実体経済がどんどん衰退していくと、働き先という点でも対象はなくなり
銀行というのも預金を集めたところで貸し出し先というものがナイわけで
貸し出せなければ利ザヤはとれなくなり、銀行というシステムが存続できなくなる
そうなるとますます日本と言う中での経済活動が成り立たなくなる
一部の優良企業に貸せばいいと考える人もいるかもしれませんが、一部の優良企業だけで経済社会は成り立ちません
そこで働く人の給料や使われるシステムを維持するためにもある程度の顧客数が必要になってきます
地方銀行がキビしいのは営業基盤である地元経済が衰退 → 人が流出 → ますます衰退 というループになってしまっていて
人口減少のなかで進んでいる東京一極集中の流れに逆らうことがもはや不可能になりつつあるのが実状で
規制によって地元から進出することも難しい中で(そもそも進出先なんてブルーオーシャンが今の日本にはないし)
身動き取れずに衰退の一途(地方経済に活気があれば地方銀行も盛り上がり、なければ盛り下がる比例式)
あのパナソニックですらどんどん工場を閉鎖しているニュースなどを見るに
このままだと、日本終わっているのが現実になってしまう日も遠くなくなってるのかもしれん
(もはやニホンが世界に秀でていられている産業って自動車ぐらいしか思いつかない)
この記事へのコメントはありません。