ソフトバンクグループの投資会社であるソフトバンクビジョンの投資先であるWeWork
カッコイイオフィスでコーヒーを飲みながら、同じWeWorkで作業をするビジネス人と新規事業の立ち上げで意気投合をして
新しいビジネスが始まる
そんなうたい文句ラシイですが、そんなコトはありえないとしか思えない
そもそもWeWorkで仕事をする時点で、限界が見えてくる
WeWorkの売りのひとつは普通にオフィスを借りるよりも安い費用で使えることですが
これは即ち低料金のサービスにはそれなりの階層の人しか集まらない結果になるのではなかろうかと思います
高料金を出しても惜しくないと考える人たちが集まるサービスであればそれなりの期待値もあるでしょうが
そして、もうひとつはWeWorkの低料金を支えるオープンスペースという問題
WeWorkが低料金でやっていける理由の一つは、間取りを苦心して考えることなくオープンスペースにテキトーにおしゃれっぽいオフィス什器を配置し
ユーザーが自由に選択することでスケジューリングも必要ない、一蘭方式(※)とでも呼ぶべき効率化にあるでしょうが
それゆえにプライバシー等はマッタク無く(個室プラン除く)情報セキュリティ上どうなのよ、と思うわけで
WeWorkで打ち合わせとかありえない感じなんですけど、どうなんでしょうかね
そんなわけで企業価値は470億ドルとか公称していたものが、一気に半減したわけですが
今後、WeWorkに入居して働く事のメリットが提示できなければジリ貧に進んでいく事は想像に難くないです
そして、そんなメリットを見つける事は果たして可能なのでしょうか
(※)一蘭方式とは、客が空席表示を見て空いている席を勝手に判断して座る、また1席づつ仕切りを設ける事で通常のカウンター席とも違いわざわざ隣り合うのを避けて1席空けることもなく、同行者と隣り合って座るのをわざわざ待つこともない(一部除く)座席数の有効利用を極限までに図るシステムである
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