restructuring(再構築)45
大企業で45歳以上にターゲットを当てたリストラ(早期退職・希望退職者募集)の嵐が吹き荒れている
NEC(2018/6/29)45歳以上で勤続5年以上。募集人数は上限なし
エーザイ(2018/10/25)45歳以上で100人程度の早期退職
千趣会(2018/10/26)45歳以上の正社員・全契約社員で280人
日本ハム(2018/10/31)45歳以上(子会社への出向を含む)の約1割にあたる200人を上限に早期退職者を募集
昭文社(2018/12/13)45歳以上で80人程度の希望退職を募集
アルペン(2019/1/9)45歳以上で約300人の希望退職者
カシオ計算機(2019/2/4)45歳以上の一般社員と50歳以上の管理職で合計700人の早期退職者の募集
協和発酵キリン(2019/2/5)45歳以上で勤続5年以上の希望退職を募集
そして
富士通(2019/03/18)富士通グループ45歳以上全従業員に割り増し給付金付き早期退職を含めた今後のジョブ選択を拡大
空前の人手不足と言われているいる中で、何故人を減らすのか?という疑問が出てくるわけですが
人手不足だと、結果的にリストラ(人減らし)が必要になるという
企業が安い労働力(平たく言えばド●イ)が集められないと、作業に対して利益が減る(労働力に対して報酬が増える)
結果、会社としては成り立たなくなるので、高給取りを減らす必要が出てくる
(本来なら安い労働力が手に入らない時点で値上げが必要なのだが、日本経済では「値上げは[悪」だ、鳥貴族を見ろ、18円の値上げで赤字転落だ。」という主張がハバを聞かせている為、値上げして業績下降なんてもっての他の為、経営者は決断できない)
組織の若返りを目指す、なんていうのはまやかしで「安い労働力」を確保して経費を削減しての延命処置
そもそも若い労働者が戦力になるまで何年かかるのかを計算して行なっているのかあやしいものです
とりあえず、このリストラで10年程度の延命処置が出来れば・・・ぐらいの考えではないかと勘ぐってしまいます
このご時世、経営者に求められるものは今までの成功体験を捨てて新しいセカイに売ってでる覚悟なんでしょうが
おそらく今まで失敗(挑戦)せずに出世してきたのではないでしょうかね
そういう人が失敗覚悟で新しい事を始めるのは不可能でしょうね
タコが自分の足を切って売っている間はいいですけど、このままいけば切る足がなくなるだけの心配が
規模を減らして、今までと同じことをやって、同じ利益が出るものなのでしょうかね?
それにしても今の45歳ぐらい以上って結構晩婚化が始まった世代だから、結婚して子供が出来て住宅ローンを組んで
ってあたりで、子供もまだ成人していないぐらいが多いのではないのでしょうかね
そんなあたりで、いきなり「リストラ」なんてされたら、どうしていいかわからないよな
まぁこの45歳以上ぐらいの世代から結婚して子供を(二人以上)産まなかったこともあって2018年の出生数は「92万1千人」と戦後最低数で日本の人口は「44万8千人」減少・・・
(本来なら45歳以上あたりに第二次ベビーブームがあったので、この世代が第三次ベビーブームを起こすのが順当な流れのハズだったけど)
少子人口減で日本全体での経済圏(購買人数)が減少しているから、会社規模も縮小しなければやっていけなくなるのかもしれんね
そして、45歳以上から少し下がった40代に突入した氷河期世代には人生再設計などという今更感アリアリな支援が始まるとか・・・